合宿で免許を取得すればよかったと後悔

合宿で免許を取ればよかったと、後悔しました

私が自動車教習所へ通ったのは二十代半ばの春でした。
春休みシーズンのせいか、私以外は全員、高校を出たばかりの学生でした。

まわりとの年齢差に最初は戸惑っていましたが、だんだんと慣れ、年下の友達が大勢できて楽しかったです。
休み時間などはまるで部活動のような雰囲気で、年上の私は部長格でした。

仕事と教習の両立で非効率的

しかしその分、実技では若者たちに後れをとりました。

一度習っただけで難しいS字カーブをスイスイとこなす友人たちを見て、たった十年違うだけでこんなにも違うものなのか、と羨ましく思ったものです。

そして私が社会人だったため、授業を集中して受けることが難しかったのも、後れをとった原因でした。

仕事都合とはいえ、お金がもったいない

夜勤仕事のあとや休みの日に受けたりしていたのですが、どうしても仕事の都合で授業をドタキャンせざるを得ないことが何度かありました。
そのたびにキャンセル料を払い、授業の予約をとり直す、といった具合です。

お金も時間もかかってしまい、なんて効率が悪いんだと悔しかったのを覚えています。
せめて合宿で免許をとっておけばよかったと、本当に後悔したものです。

地図を見ることがこんなにも難しいなんて!

教習所でなによりも苦戦したのは地図でした。

今ではなくなっていますが、私が教習を受けている当時は『地図を見て目的地まで運転する』というテストがありました。

私は方向音痴です。道を覚えることも、地図を読むことも、ものすごく苦手なのです。

路上教習で毎日走っているコースでさえ覚えていないのに、「地図を見て一度でここへ行け」と言われたって、行けるものではありません。

実技試験で半泣き

実技試験で道に迷い、半泣き

テストで出されたのは本来なら数分でたどり着ける場所のはずでしたが、行きつ戻りつし、通り過ぎたり、曲がりそびれたりしながら、30分くらいぐるぐる走り続けました。
完全に迷子でした。

教習中に道に迷うなんてと、ほとんど半泣きの私。
テスト中ゆえに口を出せない教官。

なんとか目的地にたどり着いたときは心底ホッとしましたが、もちろん落第です。

教官は「運転はできてるんだけどなあ」と気の毒そうにバツ印をくれました。
カーナビが普及し、地図を読むテストが消えたのは、それから間もなくのことです。